うたの☆プリンスさまっ♪マジLOVEレジェンドスター 第七話感想
今までのお話の中で一番見入ってしまった回でした。
ゲームから入ると、やっぱりどうしてもゲームの方の練られたお話のほうがいいと思ってしまって
とはいえアニメはアニメで25分弱でキャラの魅力を伝えようと努力してくださっているのは分かるから
違うんだよ~ここがゲームではもっと魅力的なんだよ~~と
やきもき考えてしまっていたんですけども、今回はゲームに準拠した内容で、本当に心がいっぱいになってしまいました。
前回の話がウソのようだ。
以下、ネタバレ有の感想です。
うたの☆プリンスさまっ♪マジLOVEレジェンドスター 第七話感想
前提として、那月は眼鏡を取るともう一つの人格「砂月」が現れます。
彼は那月を傷つけるものが近づいてくると自衛として出てくる人格で、気丈が激しく凶暴。
那月が恩師に自作した曲を盗作されたことがきっかけで、その悲しみを忘れさせるために出てきた人格でした。
今回はデュエットソングのパートナーであるナギが
「前はヴァイオリンを弾いていたのに、なぜ今はヴィオラなのか」
と質問したことで、過去を思い出させないために砂月が登場します。
ゲーム(特に最初から)見ている人で那月を好きになったプリンセスたちは
確実に砂月の要素があったからこその人が多いと思っていますが、
(二重人格という那月のアイデンティティは物語の根幹にかかわる重要なワードですし)
3期の那月担当回では砂月が出ることはなかったんですよ。
まあそれは当然と言えば当然だったんですけどね~那月は担当回では悩みはしたけど傷つけられることはなかったし。
しかしながら今期のパートナーになるナギは、幼さゆえに疑問を率直にぶつけます。
生意気な言い回しはわざと言ってそうですけどね。
ただ、皆のやさしさという真綿に包まれて今まで辛かった記憶を思い出さなくてもよかった那月は
ナギに粗くぶつけられたために自分の今までについて向き合うようになります。
ST☆RISHのメンバー内では、砂月は極力出さないように気を使っているように感じます。
砂月が出てきてもすぐに眼鏡を装着させようと必死。
それはそれで当たり前の行動です、砂月は凶暴で何するか分かりませんし、特に春歌にめちゃくちゃ積極的になっちゃうし。
でもナギはそれを知らないので、わざと煽って砂月を出そうとしてきます。
砂月のことをセンテンススプリングしようよ(意訳)とかぬかしやがったときは流石に殺意が浮かびましたが
結果的に那月は砂月を認識して、記憶にちゃんと向き合おうとする姿勢が感じ取れました。
辛いことに向き合わせないよう尽力を尽くしてきた砂月が見守る中、
辛いことを乗り越えて進んでいきたいと語った那月。
確実に彼の人格が成長した回でした。
あとは私にとって意外でしたが、ナギの印象が少し変わりました。
ショタでツンで生意気キューティナギってのだけは分かってましたけど
そしてショタの時点で私が好きになる要素は大いにあったから
ほだされそうなのは目に見えてましたけど
彼は彼なりにきちんとデュエットプロジェクトやりたがってる素振りだったし良かったです。
仕事真面目にする人は好き。
今回の話は那月の話をメインになっていたので結果的に彼のバックボーンは掘り下げられなかったけど
やっぱりメインはスタリだからな。
ライバルの掘り下げより今まで見ていたキャラが掘り下げられる方が嬉しいのは自然だと思う。
こうさ~ずっと見ているキャラクターが確実に自分で成長するのを見るのは嬉しい反面寂しいですね。
今回の感想はちょっと茶化せませんわ……いつも茶化してんのかよって感じですけど。