マリアージュとQUARTET★NIGHTの恋愛温度解釈
ウォークマンにうたプリの曲を入れるとき、シングルごとに入れると一々選択するのが面倒くさいので、
パソコンに取り込んだ時点でファイルを作って、その中にある程度溜めてからウォークマンに落とすようにしています。
たまに「未ファイル」って名前で入ることがあって、それに気づかず何度もパソコンに取り込んでしまうので
今のところ「QUARTET NIGHT」の項目にnever…が4つ連続で入ってます。
「大人の勇気をしまう時には~」の歌詞でいつも天井を仰ぐ。
ま、それは置いといて。
溜める順番がバラバラなので曲順もこれまたバラバラなのですが、
なんの操作かカルナイの項目で「マリアージュ」の次に「QUARTET★NIGHT」が来るようになっています。
別に曲順なんて気にしないので毎度テンションをあげて聞いています。
話は変わりますが、うたプリを好きになった高校生以下ちょっと夢見るうたプリファンは
「自分の結婚式にはマリアージュを流そう!」と一度は思った人が多いのではないでしょうか。
曲名がはっきり結婚式のワードだし、歌詞も未来に続く愛を歌っています。
一見してすごく幸せそうな二人。
しかし、この曲の後に「QUARTET★NIGHT」を聴くとおや?と思うのです。
二つの歌詞の違いから、カルナイの恋の熱量について考えてみたいと思います。
*QUARTET★NIGHT
リリースはこっちのほうが早いですね。
明るく激しいテンションで四人が歌ってくれます。
私はこの曲は一貫して「熱さ」「激しさ(恋愛において)」を感じます。
2人(この場合春歌とこの四人の誰か、という恋愛設定でしょうからこの表記で)の関係性はほとんど描かれていませんが、
とりあえず二人は愛し合っている、そして男性のほうがかなり上の立場にいるということがうかがえます。
この曲の中で、男性は一貫して
・恋の烙印という名の唇制裁ができる
・トロけるようなビターな時を教えられる
・「シてもいいよ」とまるで彼女がシたいように思わせる
・ご褒美をねだらせられる
と、実に強気に出ています。
また直接「大丈夫さ肩書なら 君の答えで捨てるよ」という歌詞もあるように
ある程度役職のある人なんでしょう。
これをあの4人が自信たっぷりに歌うんですから歓声をあげないわけにはいかない。
かといって彼に愛が欠けているわけじゃなく、
「震えるくらい君を求めてる」んですよ。
こんなに好きなら素直に好きと言っちゃえばいいのにできない。坊やだからさ。
愛があるのは前提として、彼女にそれをうまく伝えることができないのです。
そして特徴的なのが、彼からは殆どキスをしていないということ。
この歌詞には様々な表現でキスを匂わせる文章が出てきますが、
「今すぐに奪いたい」や、「止まらない止められない(かっぱえびせん)」と言いつつ、
「3秒だけ待ってあげる 目を閉じてるから」や
「ご褒美をねだるなら背伸びしてみなよ」といったように
彼女からキスするように仕向けているのです!
あくまでキスするのは彼女がしたいからっていう体!
なんでだよ!ギリギリに焦らされてhotになってるよ!!!!
この曲の彼らはとにかくSだし、キス一つにも主導権を握っているのは彼の方だけれども、
一度もキスする描写がないのも印象的ですね。
本当はうまく転がされてるんじゃない?焦らされて結局サビで「危険なほど燃えている」って自己申告してるし。
素直になったほうがいいよ。
*マリアージュ
こちらは結婚をするからでしょうか、上の歌詞より幾分おとなしくなった彼が顔をのぞかせます。
所帯持ちになる自覚が出て、穏やかになったんでしょうか。いいことだと思います。
「QUARTET★NIGHT」では終始「してあげる」という態度が透けて見えていましたが、「マリアージュ」では
「何を憶う?何ができる?」と相手を気遣うそぶりを見せたり、
「寄り添いながら明日を信じていこう」と決意しているように、
相手に何かを要求するだけでなく、自分も相手に何かしてあげたい、君が僕を必要だと思うのと同時に、君にも必要とされたがっています。
また、愛の言葉や表現一つにも彼女からさせたい願望が前の歌詞にはたっぷりありましたが
こちらでは愛のコールを「飽き足りず囁い」ているのです。かなりの進歩。
一体何が彼を変えたんでしょう?
おおかた彼女に「調子乗ってんじゃねーぞ」とか怒られたんでしょうね。
マリアージュの二人は終始寄り添って、二人で生きていこうとしていて大変仲睦まじいところを容易に想像できます。
明らかにキスもしていますしね。キスの意味が深くなるって何!?
好き以外のキスがあるっていうの!?
昔ヨコハマ物語という漫画で「やさしさも思いやりもない… ただ相手を罰するためだけの…キス…」
ってページがあったけどそれかな!?違うねごめん!
ところで、マリアージュは2つの全く違う存在が一つの状態になることもさすのだそうです。
「QUARTET★NIGHT」では明らかに二人の間にあった上下関係がなくなって、二人が幸せそうにしている歌詞が、「マリアージュ」。
ま、「連れ出すよ窮屈なリアルから」っていうのは違うらしいけど。
結婚こそが窮屈なリアルらしいけどね。
QUARTET★NIGHTが「二人を燃やし尽くすような激しい恋」なら
マリアージュは「2人がとけて一つになるような甘ったるい愛」という解釈でした。
どっちのほうがいいかって言ったら……………………
……………ごめんQUARTET★NIGHT。